jeg [しぜん]
みしぇるは、今日の昼食に鮭のクリームスープを食べたと言っていた。美味しかったそうだ。ついでに、ノルウェーで食べた鮭のスープのことを思い出したらしい。授業は先週で終わりだったから、昼食を食べるためだけにわざわざキャンパスに足を運んだのだろう。
同じレストランで、空を見上げたそうだ。硝子の向こう、木々の少し後ろに月が昇っているのが見えて、今日は珍しくくすんだ空が見えると思っていたら、—空が見えるだけで贅沢なものだ—、いつの間にか、雲がみしぇるの月を攫っていたそうだ。(121218)
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