Snowscape [しぜん]
雪景色。
昨日の冷え込みは、ここ最近では一番厳しかったように思う。
そんな日だからこそ見れる、普段と違う景色。そんなものを求めてサイクリングに出かけた。
私が暮らすのは、学生都市の外れにあるとある場所。周りからは、不便でちょっと遠いと口をすぼめていわれることが多い、そんなところだ。けれども私にとってここは、おきにいりの場所なのだ。
そんな風に思わせる理由をこの土地はいくつか持っているのだけれど、その1つはここに広がる空気感なんだと思う。空気はしーんとしていて、野鳥がさえずり、見上げる空は広い。
昨朝の雪景色も、ここに住んでいてよかったと感じるものだった。うっすらとつもった雪が、殺風景な冬の田畑に彩りを与える。地面を注意して見てみると、小さな形のよい雪の結晶が、鎮座おはします。人々の生活領域とはちょっとかけ離れた里山には、特別な顔があった。
雪化粧。気づいたら日が高くなっていた。
Kyoto Spring1 [しぜん]
古都の春。
季節の便りが届きました。
ほのかなピンク色が、心も春色に染めてゆく。
無数の桜の花びらが、人々を魅了する。
空に咲き、地に咲き、水に咲く。
さらさらと…舞
水面も桃色に彩られる。
今も昔も、桜は、日本人の心に、その花を散らしている。
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京桜。初めて見る、京都の桜。
スケールと、街並み、そこにある文化と伝統の相乗効果も加わり、何ともいえない感動がもたらされる。
視覚から入り込んだ「桜」に対し脳が興奮しているのが、全身を駆け巡るヨロコビやワクワク感、それと同時に感じる、寒気や身ぶるいから容易にわかる。上手く表現できないのだが、京都の桜と向き合う時、その姿に畏敬の念すら感じるのだ。
Snoworld* [しぜん]
ゆき…
夜遅くに降り始め、朝目を覚ますと、白の世界。
温度や積雪量で、木々がいろんな花を咲かせる。
見慣れた景色が一変。
いつになく、道を感じる。
白と青のコントラストって、爽やかだ。
『無題』 不特定多数によるアート。
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この場所にしては随分雪が降った。
冷え込むことはあっても、なかなか積もらなかった。
雪が降ると、いつも目に映る景色が全く違って見えて、散歩するのがとても楽しい。
いつもなら足早に通り過ぎてしまうところも、今日はとばかりに化粧をしていて、それが可愛らしくて、ついつい見とれてしまう。
見慣れた景色を雪が彩るよう、時には日常にもスパイスが欲しい。
由布岳 [しぜん]
さわやかな風に吹かれて…
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息を大きく吸って、吐いて。
青い空と、緑の山々がとてもまぶしい。
首筋を伝っていく風が、とても心地いい。
緑の散歩と、青の遊覧。 ときに、ゆっくり楽しみたい。
Fireworks [しぜん]
夏は夜。
Li Ba St Cu
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夏の夜空を彩る原子記号。
ひとつ。ふたつ。みっつ。大玉が上がると同時に大歓声が沸き起こる。
光の軌跡を横から見てやりたいとひねくれていたら、奥行きのある花火もあがる。
花火とは、花火職人が調合した処方箋。 ひとびとの心に感動の花を咲かす薬。