Crack

となりまちの風。

昨日は、キャリアプロジェクト広島主催のイベントに参加してきた。そこで、マツダスチール株式会社の社長梅岡宏行さんから、お話を伺った。

梅岡さんは海外赴任歴が数多くあり、ご自身の仕事の体験について文化的な事柄を混じえながら講義をしてくださった。部下を呼び出して叱る話では、日本では机をバンと叩いてしかることが多いが世界的に見れば珍しいと、相対的に見た日本職場の話をしてくださった。また、イスラム教徒の多い国で仕事をなされていた時のお話では、部下が礼拝をするためにちょくちょく抜け出すので、しばしば仕事がとまることがあって困ったが、郷に入っては郷に従え、その土地の文化を受け入れ大切にする姿勢が大切だと述べられていた。

もっとお話を伺いたいと思った。



イベント会場でお会いした方の中に、以前別の場所でお会いしたことのある方がいらっしゃった。

イベントが終わり、その方と駅まで一緒に歩いて帰ることになったのだが、その帰り道、凝り固まりつつあった自分の価値観を見つめ直す出来事があった。

その方は、慣れた様子で、道端に落ちているゴミを見つけては拾い、見つけては拾いながら歩かれた。
いつからですか？どうしてひろうんですか？と尋ねると、笑いながら「考えてたら拾えないからね」と返され、その後の話の中で「今はお金お金の世の中だから、やることなすこと全てを、自分にとって得かどうかということにつなげちゃうんだろうね」と仰っていた。

自分の浸かっている今の価値観ヒビが入った気がした。